めまい、血圧不安定
R.Sさん 50歳
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個人宅への介護の仕事に、飛び回っていた時でした。
43歳の夏頃、夕方にシャワーを浴びてくつろいでいると、急に強烈なめまいにおそわれました。
天井がぐるぐる回り、その場から一歩も動けなくなったのです。
這うようにして、トイレに行くのがやっとでした。
病院に行こうとしても連休と重なり、三日間その場から動けなかったことを覚えています。
長男は中学生でした。
食事の買い物から妹の世話まで、全て引き受けて頑張ってくれました。
私は、夫が若くして亡くなり、幼い子を二人育てていました。
頼る人もなく、近くの病院まで運んでくれる人もなく、非常に不安でした。
やっと病院が開いたころ、長男が近所の方に頼み込んで、病院まで運んでもらいました。
歩いても行ける近さですが、はるか遠くに感じました。
点滴の後、夢遊病者のように、家に歩いて帰りました。
めまいの薬を飲んでもきかず、血圧も不安定。
小さなことも気にする日々に、医師は「冗談も言えないね」と笑いました。
他の検査で異常がないため、「お歳だね」の言葉で、更年期障害が決定しました。
自分でもわからない自分の体に出会い、主治医をもつことで精神的に落ち着きました。
でも、あの思いは二度としたくありません。
今は、めまいがおきる予感がしたら、軽いめまいで治まるよう無理はいたしません。
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